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2021年11月30日

2021年10月のアクセスランキング:1位は深大寺

先月は、どんな記事に多くのアクセスが集まったのでしょうか。本日は、10月の月間記事別アクセスランキングをお送りいたします。

第1位 アップ 極もん遠征中!2010冬[1](3)−ゲゲゲの深大寺 317
第2位 アップ 「店休日」って言葉あるの? 59
第3位 ダウン ダイソーの激安”回転テーブル” 51
第4位 アップ 24時間激安!「スーパーセンタートライアル」 45
第5位 アップ 住道 ダイエーと充実のショッピングセンター 37
第6位 ダウン アイスクリームが安い「業務スーパー」 35
第7位 アップ ついにアナログ放送が終了 お知らせ画面と最後のコールサイン 30
ダウン どうなる? 阪急百貨店に買収される「ニッショーストア」 30
第9位 ダウン 人に優しくない服部緑地のバリア 28
第10位 アップ 消えゆくダイエー良き日の名残(2) 26
※シーサーブログ公式アクセス解析データによるもので、個別記事ページにアクセスがあったもののみを集計しております。 数値はアクセス数です。
<ご来客数:1,705人(1日平均:55人)>

1位は、11年前の東京遠征旅日記。人気観光地の深大寺周辺を訪れた日のレポートです。7位は、ニッショーの記事(他1記事と同率)。引き続き、エイチ・ツー・オーと関西スーパーの経営統合が報じられた関係によるアクセス上昇とみられます。10位は、15年前のダイエーの記事。今は消えつつある「グルメシティ」の店名が登場した頃のレポートです。

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2021年11月06日

豊中 桜塚古墳群の登れる古墳・・大塚古墳

先月、大阪・豊中市にある桜塚古墳群の現存する古墳5基を巡ってきました。

211008_大塚古墳
▲大塚古墳

先日、大阪・藤井寺市の古市古墳群(世界遺産)の登れる古墳の訪問記をお送りして、敷地内に入れる古墳があるのだなぁと感心していたのですが、灯台下暗しでした。

我が北大阪には、桜塚古墳群があり、そこにも登れる古墳があるのではないかと調べてみたところ、存在することが分かりました。そこで、これはぜひ、行っておかなければと、早速訪問することにしました。

211008_大塚古墳
▲大塚古墳から出土した方格規矩獣文鏡のレプリカ(公園内に設置)。

当ブログで、12年前に、この近くのベーカリーをご紹介した際に、桜塚古墳群のうちの1つ、大塚古墳の写真1枚を載せて、少々ご紹介していたのですが、実は、これが登れる古墳でした。当時は、把握してなかったようです。

桜塚古墳群は、豊中市の阪急岡町駅周辺に点在する北摂有数の古墳群です。4世紀中頃から5世紀末にかけて造られたもので、明治時代まで36基が残っていたということですが、宅地開発などで取り壊され、現在は5基しか残っていません。その現存5基は、昭和31年(1956年)に国の史跡に指定されています。

211008_大塚古墳
▲中段の縁を歩いて大塚古墳のてっぺんへ。

●大塚古墳


現存5基のうちの1つ、大塚古墳が憤頂に登れる古墳です。阪急岡町駅から東へ約1kmの所にあります。4世紀末から5世紀初めに造られたものと推定されています。3段築成の円墳だったということですが、現在は2段築成に復元されています。直径は56m。周囲には、幅12mの濠があったとのことですが、現在はありません。大塚公園として整備されており、広場では多くの子供達が遊んでいます。

211008_大塚古墳
▲憤頂には、埋葬されていた3棺の位置が分かるように線が引かれている。

階段が2つあり、中層の段上を歩くこともできます。墳頂には、3棺が埋葬されていたということで、その位置が分かるように線が引かれています。憤頂からの景色は、周りの木々や建物に遮られて、あまり遠くは見えませんでしたが、大阪国際空港(伊丹空港)に降りてくる飛行機を見ることができました。

211008_大塚古墳
▲大塚古墳憤頂から南側を望む。

211008_大塚古墳
▲伊丹空港へ降りてくる飛行機が見えた。

211008_大塚古墳
▲北側には、コロナ禍で多忙を極める豊中市保健所が見えた。

【地図】大塚古墳(大塚公園)

住所:豊中市中桜塚4-15

211025_大塚古墳
▲大塚公園の砂場には、古墳を模したような造形物が造られている。

●御獅子塚古墳


御獅子塚(おししづか)古墳は、大塚古墳のすぐ南側にあります。5世紀前半に造られた2段築成の前方後円墳で、全長は55mあります。周囲に濠が巡っていましたということですが、今はありません。現在は、きれいに整備され、階段も設置されていますが、残念ながら、柵があって、中には入れないようになっています。周囲を巡っていた埴輪も復元されています。

211008_御獅子塚古墳

211008_御獅子塚古墳
▲円筒型の埴輪が並ぶ御獅子塚古墳。

●南天平塚古墳


南天平塚(みなみてんびんづか)古墳は、御獅子塚古墳から南へ少々の所にあります。桜塚古墳群の中で最後の時期の5世紀後半に造られた2段築成の帆立貝式前方後円墳だったということです。全長は28mあり、周りには幅約7mの濠があったということです。

211008_南天平塚古墳
▲周りが削り取られて古墳らしく見えない南天平塚古墳。

昭和10年代に区画整理が行われた際に、道路建設によって4分の3が削り取られてしまい、現在は北西部分のみが残っています。正面から見ると、ロータリー中心部の植え込みのように見えて、古墳らしくないですが、裏側から見ると、石垣があって高くなっており、正面よりかは古墳らしく見えます。

211025_南天平塚古墳
▲裏から見ると、高くなっており、少しは古墳のように見える。

●大石塚古墳・小石塚古墳


大石塚古墳・小石塚古墳は、阪急岡町駅の西側にあり、南北に隣接しています。共に前方後円墳で4世紀中頃に造られました。間に遊歩道が通っており、そこから、柵越しに見られます。

211008_大石塚古墳
▲大石塚古墳

南側の大石塚古墳は、3段築成で、全長は80m以上あり、桜塚古墳群の中で最も大きな古墳です。北側の小石塚古墳は、2段築成で、全長は49mです。現在のような住宅地になる以前、両古墳を含むこの付近は原田神社境内の山林だったそうです。

211008_小石塚古墳
▲小石塚古墳

●桜塚碑


原田神社に隣接する岡町商店街に、桜塚碑という石碑があります。この碑は、大正12年(1923)に建てられたもので、”桜塚地区には多数の古墳が存在したが、桜を植えて憤域を飾り、桜塚と称した、これが村名(桜塚村)の由来になった”ということが記されています。この碑の裏には、桜塚ショッピングセンターがあり、そこには、かつて桜塚古墳群のうちの1つ、桜塚古墳がありました。

211008_桜塚碑

●[番外]梅塚古墳(服部緑地内)


大塚古墳から東へ約1.5kmの所に大阪府営公園の服部緑地がありますが、こんな意外な場所にも古墳跡があります。桜塚古墳群と同時期に造られた高さ10m以上もある前方後円墳で、梅塚古墳と称していました。しかし、昭和15年の服部緑地造営と昭和34年の円形花壇の造営により失われ、現在は、わずかな堆積土を残すのみとなっています。

211008_梅塚古墳

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2021年11月05日

豊中・岡町 江戸時代創業の老舗うどん店「土手嘉」

岡町「土手嘉」の「親子丼セット」と「カレーチャンポン」「バッテラ」をご紹介します。

211008_土手嘉「親子丼セット」

土手嘉は、阪急宝塚線・岡町駅(大阪府豊中市)近くの岡町商店街にあるうどん店。創業は、江戸時代半ばという老舗です。

211008_土手嘉
▲昭和元年に建てられた現在の店舗。

かつての主要道である能勢街道と伊丹街道が交わる地にある岡町は、江戸時代初期から栄え、豊中の中心地だった所。土手嘉は、両街道の交差点でありながら、原田神社の門前という好立地に店を構え、長年に渡り繁盛してきました。現代においても、阪急岡町駅から豊中市役所へ向かう人々が通るアーケード街という大変良い立地にあります。

211008_土手嘉・原田神社
▲土手嘉店舗前から見た原田神社。

土手嘉という店名は、初代が嘉吉さんという名で、店の前に原田神社の土手(玉垣)があったことから、そのように名付けられたとのこと。原田神社には、文政9年(1826年)に建てられた「八百屋嘉助」の文字が刻まれたお百度石が残っており、それは八百屋なども営んでいた2代目・嘉助さんの名前なのだそうです。現在は、8代目と9代目が店を切り盛りしています。

211025_原田神社・百度石
▲原田神社の「文政九年丙戌歳建之」と記された百度石に、土手嘉2代目店主の「八百屋嘉助」さんの名が刻まれている。

大変古風な現在の建物は、昭和元年(1926年)に建てられたものということです。店内も古風で落ち着きます。

211008_土手嘉

うどん店ということですが、メニューを見てみますと、そばはもちろん、中華そばもあり、また、バッテラやいなり寿司、オムライス、カレーライスまであって、昔ながらの大衆食堂といった品揃えです。

211008_土手嘉

今回は、「親子丼セット」(935円)を注文しました。親子丼と麺類(うどん・そば・中華そば)のセットで、うどんを選択しました。うどんとそばは、温かい方か冷たい方か選択でき、温かい方にしました。親子丼は、小振りの丼で、うどんは普通サイズの丼で出てきました。

211008_土手嘉「親子丼」
▲親子丼

早速いただきますと、親子丼は、出汁がとてもしっかり効いていて老舗ならでは醸し出す味わい。鶏肉がプリプリしています。うどんの麺は、とてもやさしい柔らかい麺で、こちらも、とても味わい深い出汁です。

211008_土手嘉「うどん」
▲うどん

他には、「他人丼セット」(935円)や「カレー丼セット」(935円)、「ドライカレーセット」(957円)、オムライスセット(1,045円)などがあります。

また、2度目の訪問では、「カレーチャンポン」(693円)と「バッテラ」(1本・396円)をいただきました。

211022_土手嘉「カレーチャンポン」
▲カレーチャンポン

カレーチャンポンは、とてもスパイシーなあんかけのカレースープで、細麺によくからみます。具は、豚肉、白菜、にんじん。辛さは、ほとんどなく、やさしい味でした。

211022_土手嘉「バッテラ(1本)」
▲バッテラ(1本)

バッテラは、大阪発祥のサバの押し寿司。とてもテカテカ光っていて、大変美しい仕上がりです。サバは、しっかり酢で締められており、とてもさっぱり。醤油の瓶が一緒に出てきましたが、付けても付けなくてもおいしかったです。

さて、こちらのコロナ対策についてですが、大阪府のゴールドステッカー認証店であり、各テーブルには、中心に大型のアクリル板を設置。また、CO2センサーが設置されていることも確認できました。

【店舗情報】土手嘉(どてか)

阪急宝塚線 岡町駅より徒歩3分。
住所 大阪府豊中市岡町8-16
営業時間 11:30〜18:00
定休日 日曜日


211008_岡町商店街
▲岡町商店街

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