今春2回目の東京遠征では、底値取材も行いました。今回は、ダイエー系のディスカウントスーパー「ビッグ・エー」をご紹介します。
「ビッグ・エー」(Big-A)は、1979年(昭和54年)、米国ワールド・ワイド・チェーンストア・ システムズ社の指導の元、ダイエーが設立したディスカウントスーパー。関東を中心に152店を展開(2008年2月末現在)しています。ダイエー系でありながら、ダイエーのマークが使用されてないのですが、名称は「ダイエー」を文字ったもの(「ダイエー」→「大栄」→「Big-A」)になっています。
今回は、都営地下鉄篠崎駅近くの江戸川篠崎店を訪問しました。ビッグ・エーでは2002年以降、24時間営業の店舗を増やしており、この店舗でも24時間営業が行われています。店舗の大きさはコンビニをひとまわり大きくしたような規模。低価格を実現するため、ダンボールを利用するなど簡素な陳列になっています。また、レジ袋は提供されていません(どうしても必要な人には10円で販売。)。
簡素な陳列でレジ袋も提供されないといえば、ダイエー系では「トポス」を思い出すのですが、ビッグ・エーが拡大する一方でトポスは消滅の方向へと歩んでいます。トポスでは次第にはレジ袋が提供され始めるなど、コンセプトが曖昧になる傾向がありました。また、ビッグ・エーとは違い、店舗の規模が大きかったことも生き残れなかった要因かも知れません。
さて、ビッグ・エーで安さが際立っているのは、ビッグ・エー開発のオリジナル商品です。ダイエー系のスーパーであるのにダイエーのPB「セービング」は導入されていません。セービングよりも安い価格の商品が開発されています。マヨネーズが1kg=286円、ケチャップが800g=196円と業務スーパーにも対抗しうる価格帯です。
安さを追求するとともに、品質にもこだわりを持っています。経営理念は、「いつでも、どこでも、安全で良い品をより安くご提供し、お客様の生活をより豊かにする」というもの。かつて、ダイエー本体がやろうとしたことを実践しているかのよう・・。野菜は国産品のみを取り扱うなど、全般に国産中心の品揃えに努めています。また、ビッグ・エーブランドの食パン・ロールパンは、食品添加物は一切使用していないとのことです。
さて、レジで精算しようと思ったところ、レジに台がないのを見て驚きました。台の代わりにカートが置かれています。ビッグ・エーでは、独自の「カート to カート方式」の精算方法を導入しているとのことで、レジでは買い物に使ったカートを直接、店員さんに渡す仕組みになっています。カートを使わなかった人は、レジのカートの端に商品を置きます。そのため、ビッグ・エーに買い物かごはありません。
今後は全国展開を計画中とのことです。こんな素晴らしいスーパーなら、ぜひ、我が大阪にも出店を願いたいところです。
ビッグ・エーでみつけた底値もん(調査日:2008年4月2日)・・
ビッグ・エー マヨネーズ 1kg 286円
ビッグ・エー 完熟トマトで作ったトマトケチャップ 800g 196円
エスエスケー ごまクリーミードレッシング 1kg 439円
シマヤ 味付ぽん酢 1L 349円
ビッグ・エー 酪農3.6牛乳 1L 159円
カルピス カルピスウォーター 500ml
93円
サントリー 伊右衛門 500ml
93円
ビッグ・エー 紅茶ストレートティー ウバ茶 100% 500ml 79円
ビッグ・エー バターロール 7個 119円
この日、ビッグ・エーで買ったもの・・
しあわせバナナクレープ 176円
ひじきの12品目サラダ 159円→139円(20円引きシール)
丸永製菓 とよのか苺(アイスクリーム) 69円
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2008年06月15日
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ビッグ・エー
Posted by ビッグ・エー at 2020年06月30日 16:51
菜月アイル
Posted by 高沢里奈 at 2020年06月30日 16:52
松井佑喜
Posted by 平塚由佳 at 2020年06月30日 16:53
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