天神社はビルが建ち並ぶ千里中央駅から程近いところにある神社。しかしながら、駅からはこんな所が残っていたのかというような竹やぶの小道を抜けて神社にたどり着きます。千里ニュータウンができる前までは、きっと山の中にぽつんとあった神社だったのでしょう。この周囲だけは、まるでその頃にタイムスリップしたような風景が残っています。
▲千里中央駅から中央環状線を渡り右へ。新御堂筋へ通じる道(左写真)のバスが止まっている駐車場手前の小道(右写真)へ入る。
▲竹林の小道(左写真)を通り抜けると田園風景(右写真)となり、神社入り口にたどり着く。
鳥居をくぐり、神社らしい風情のある階段を上がると、先日ご紹介した片山神社と同様に干支の巨大絵馬が飾られています。こちらでも毎年恒例の名物になっております。こちらの絵馬は大変芸術性が高く、和紙を使った貼り絵で描かれています。それも、かつてこの神社で巫女を務めたことがある大阪芸術大学芸術学部出身の方が制作しているのだそうです。
▲力強い牛が描かれた今年の巨大絵馬。
さて、正月が終われば、とんど(左義長)の時期となりますが、天神社でも毎年1月14日にとんど祭りが行われています。こちらの「大阪とんど祭」は9mもの高さがある「とんど櫓」を燃やす大変本格的なもので、豊中市の無形民俗文化財に指定されているということです(本殿は有形文化財に指定)。
【地図】上新田天神社
大阪府豊中市上新田1−17−1
大阪府豊中市上新田1−17−1
【アクセス】
北大阪急行・大阪モノレール 千里中央駅から南へ徒歩8分。
フェイスバンク 1,040円 |
ゲーセンバンク 3,675円 |
ボイスメモリーバンク 1,596円 |
パズルDE貯金箱 1,299円 |
IQ BANK 1,480円 |
まねき猫神社・貯金箱 3,780円 |
■関連記事
迎春 葉ボタンとジャンボ絵馬の丑
片山神社へ初詣
トラックバック先:
たいっちゃんの雑記:謹賀新年、「上新田天神社」
―――1月11日 追記―――
本文に一部内容を追加しました。
―――2012年1月17日 追記―――
上新田天神社の「大阪とんど祭」の記事を掲載しました。周辺のマンション開発問題も取り上げています・・
千里の天神さん・上新田天神社の「大阪とんど祭」
元日の未明からあんなに行列ができていたんですね。その時の様子がうかがい知れて興味深く見させていただきました。
我がブログを見て、訪問されたのですね。竹林がなくなったのは本当に残念でなりません。上記の新しい記事に書いておりますが、とにかく今後は、社殿の背後にマンションがそびえ立つようなことがないよう阻止しなければなりませんね。
神社と地主の間に何があったのか、内部事情はよく分かりませんが、北大阪の誇るべき貴重な自然・風景が失われ残念なことになったことに変わりありません。
今後は最低限、社殿の背後にマンションがそびえ立つことのないようにしてもらいたいと願うところです。
それにしても、宮司さんに見下されると、なぜ地主さんが経済的に困窮するのでしょうか? つまりは、神社と地主との間にあった風景を守るという暗黙の約束のようなものが、仲が悪くなったために破られて、土地が売却されてしまったということでしょうか? 神社に土地購入を打診したものの、断られたので宅地として売却した?なんて想像してしまいますが・・?
一時のつまらない仲違いで、何百年守られた貴重な風景が失われたのならば、なお一層残念でなりません。