最初の2ヵ月は怒りに怒りまくって、ブログでも大々的に取り上げましたが、それ以後は「アナログ」表示を見ても、何も考えないようになりました。
もう怒り疲れたからでしょうか。それとも、あらゆる観点から「アナログ」表示は間違っていると頭の中で議論しつくし、もう考えることがなくなったからでしょうか。
グーグルで「アナログ 表示」と検索すると、検索フレーズの候補として「アナログ 表示 嫌がらせ」や「アナログ表示 邪魔」と出てきます。これは多くの視聴者がアナログ表示を不快に思っている証拠です。
この「アナログ」表示、2011年の完全デジタル化の広報目的とのことですが、視聴者のためというより、テレビ局の都合によるものだと思わずにいられません。
デジタルテレビへの移行が進まなければ、完全デジタル化でテレビの台数が大幅に減り、テレビの広告媒体としての価値が下がってしまいます。そうなると、CM料金を値下げせざるを得なくなり、テレビ局の収入が減ることになります。民放テレビ局は、それを懸念して躍起になっているのではないでしょうか。
つまりは、テレビ局が自らのために「デジタルテレビに早く換えて下さいよ。」という一方的な広告を24時間流し続けているという訳です。
しかし、考えてみれば、民放連にはルールがあったはずです。調べてみますと、放送基準 第18章に「週間のコマーシャルの総量は、総放送時間の18%以内とする。」とありました。さらには「スーパーインポーズは、番組中においてコマーシャルとして使用しない。」とまで定めているのです。
正に「アナログ」表示は番組中において表示されるスーパーインポーズの広告です。民放は自らルールを破って過剰広告を行っているという訳です。
これらルールは何のためにあるのでしょうか? もちろん、不快な放送にならないためのルールであるはずです(スーパーインポーズの広告を禁止しているのは、視聴効果の問題のほか、著作権上の問題も考慮してのこと)。民放はこれらのルールとの整合性をどう説明するのでしょうか。視聴の阻害となるような表示は即刻やめていただきたいと、改めて声を大にして言いたいと思います。
▼苦情・通報先リンク集
民放テレビ各局サイトの 問い合わせ(苦情受け付け)ページ |
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キー局: 日本テレビ TBS フジテレビ テレビ朝日 テレビ東京 |
準キー局: 毎日放送 朝日放送 関西テレビ 読売テレビ テレビ大阪 |
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ITmedia News:民放も「アナログ」マーク常時表示スタート
―――2011年7月3日 追記―――
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