
▲何とも力強い鉄人28号。これを作るのを考えた人も、設置を許可した神戸市もあっぱれだ。
阪神大震災復興のシンボルとして制作された「鉄人28号」実物大モニュメント。9月末、新長田駅前の若松公園に完成しました(恒久設置)。
全長は18m、重量は約50t。この巨大な姿を間近に見ると大迫力です。平日でも次々と見物客が訪れ、老若男女皆さん写真を撮っておられました。

この鉄人28号モニュメントは、原作の漫画家、横山光輝さんが神戸市出身であることから、地元商店主らでつくるNPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」が震災復興のシンボルとして建設を計画。最終的には「横山光輝記念館」をオープンさせることを目標としています。
モニュメントの総工費は1億3,500万円。個人や企業からの寄付・協賛金と神戸市からの補助金4,500万円が充てられました。




鉄人28号をじっくり写真に撮っていると、商店街の方から鉄人28号のテーマ曲(インストュルメンタル)が流れてきて雰囲気を盛り上げてくれました。
その商店街や周辺のお店では、至る所に鉄人プロジェクトのポスターが貼ってあったり、グッズを販売していたりして、街をあげて盛り上がっている様子。このように盛り上がっていると、訪問する側も気分が盛り上がって街歩きが楽しいです。

▲近くの通りには鉄人28号を模した街灯が登場。

▲近辺ではお店など至る所に鉄人プロジェクトのポスターが掲げられている。
鉄人すぐ横の大丸新長田店に入ってみると、地下のベーカリーで鉄人を模したパンを売っているのを発見。また、2階では「鉄人28号と昭和のくらし展」が催されていました(来年2月15日まで)。

▲大丸「鉄人28号と昭和のくらし展」では、鉄人のブリキのおもちゃなどを展示。
また、地下鉄海岸線では「鉄人28号列車」を運行。地下鉄新長田駅では、壁面に鉄人28号の実物大ラッピングを施すとともに、1日4回、鉄人28号のテーマ曲を流しています。

▲地下鉄海岸線で運行されている「鉄人28号列車」。もう1編成投入される予定。

▲地下鉄新長田駅の原寸大・鉄人28号ラッピング。改札外からも見ることができる。
ところで、訪問前に予習のため、サンテレビで放送中の鉄人28号のアニメ(80年代の作品)を見てきたのですが、その回は暴走特急を鉄人28号が止めるというお話でした。ちょうど、新長田の鉄人の後ろには電車が走っており、とってもリアルに見えてしまいました。

▲JR車内からも鉄人の姿が見える(JR山陽本線新長田−鷹取間、車内から)。
10月31日からは、夜間ライトアップが始まっており、毎日、日没から午後9時半まで点灯。11月13日には広場の舗装工事が完了し、囲っていた工事用の柵は取り払われています。

▲大丸地下のドンクで見つけたパン「チョコロボット」(210円)。
さて、長田といえば、そばめしです。商店街や大丸でもそばめしが売っているのですが(ぼっかけも)、今回はそばめし発祥のお店へ行って来ました。次回の記事でレポートいたします。
神戸・長田 そばめし発祥の店「青森」 >>(11月23日追記)
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![]() 神戸鉄人カレー3缶セット 1,575円 KOBE鉄人プロジェクト参加商品 |