「あべのキューズタウン」は、南大阪の玄関口・天王寺駅前で構想から約40年にも及んだ再開発事業の最終段階。地元住民による反対運動や、進出が決まっていたそごうの撤退など、紆余曲折がありましたが、2004年に東急不動産の手により建設されることが決まり、いよいよこの度開業となりました。
敷地面積は、約3万7800uと大阪最大級。大型モール「あべのマーケットパーク キューズモール」と地元地権者の店舗が中心の「ヴィアあべのウォーク」の2エリアで構成され、合計店舗数は320軒にも及びます。
【1階】
では、今回はキューズモールを中心に館内を巡って参ります。訪れたのは平日の夕方です。まず1階は、イトーヨーカドー、ユニクロ他、ファッションのお店。ユニクロは、大阪で一番の広い店舗で全国でも2番目に広いとのこと。イトーヨーカドーは、地下1階から2階までの3フロアを構えています。
【地下1階】
続いて地下1階には、東急ハンズ。同時期にオープンした梅田店が関西最大級であるのに対し、こちらはワンフロアのみ。そのため、文具や鞄、美容用品、小さな雑貨など厳選した品揃えです。高級スーパー「成城石井」もこの階にあります。
そして、スイーツ好きには「おやつギャラリー」。12店舗の和洋菓子のお店が出店しています。「鳴門鯛焼本舗」に結構な行列ができておりましたが、もう一つ、ここの注目は、元モーニング娘。の石黒彩さんプロデュースの野菜プリンのお店「PINCKE」。朝日放送「おはよう朝日です」の取材を受けた石黒さんは、「名前貸しではなく本気で作っている」と強調しておりました。1日に十数個のプリンを食べて研究したそうです。
この地下1階には、ポイントカード入会特設カウンターがあり、たくさんの人が次々と入会している様子でした。カードのカラーバリエーションが9種類と大変凝っているのですが、予想を上回る好評ぶりで、ピンク 、オレンジ、イエロー、パープルが在庫切れとのことです。
通常、入会金100円のところ、5月8日まで無料とのことで、入会しようかと考えましたが、規約を読むと常々このブログで言っているポイントそのものに期限が付いている厄介なタイプ(加算の翌年度末に失効)。これでは、時々来る程度では貯められないので、やめておきました。このポイントカードは、イトーヨーカドーやヴィアあべのウォークでは使えないのでご注意を。
▲オリジナルキャラクターがデザインされたポイントカードのカラーバリーエーションは、なんと9種類。しかし、4種類が在庫切れになっていた。
【4階】
続いて、お腹が空いたので間を飛ばして4階のレストランフロア「キューズダイニング」(23時まで営業)へ。ここには23店舗もの飲食店がオープン。うち4店は関西初出店です。
ここで最も注目したのは、横浜中華街の名店「梅蘭」。焼き固められた麺の中からとろーりと具が出てくるという独特の焼きそばが大人気です。
テレビでよく見かけるので、いずれ東京への旅でいただこうかと思っておりましたが、めでたく大阪に開店。そこで今回はこれを一番にいただこうと思っていたのですが、大混雑の様子。レストランフロア全店がこんな状態であり、ここではちょっとしばらくはいただけそうにありません。
食べ放題店は、大型モール定番の「串家物語」と「柿安 三尺三寸箸」の他、料理にサラダバイキングやスープバイキングを付けられるお店も。
▲レストランのうち8店は中庭に面するガーデンエリアにある。
【2階】
食事はのちほどフードコートへ行くことにして、多くのお店が閉店する21時が近づいてきましたので、先に2階へ。
▲渋谷109のショップ店員だった木下優樹菜さんからの花発見! |
▲入り口には、渋谷109の建物のイラストが掲げられている。
そして、2階には、あの「クリスピークリームドーナツ」も関西3店目の出店(5月4日には、4店目が大阪駅ビル「ルクア」にオープン)。大行列ができており、30分待ちになっていました(20時20分頃)。
【3階】
続いては3階へ。ここの主な店舗は、家電の「ミドリ」、アミューズメントの「セガ」、手芸用品の「ABCクラフト」。天王寺には、これまで家電量販店はなく、パソコンの「ソフマップ」だけでしたので、ミドリは地元の方に重宝されるでしょう。ABCクラフトは手芸用品店にしてはかなり大きい店舗です。
では、やっと食事へ。この階にあるフードコート「キューズキッチン」(22時まで営業)へ。12店が出店し、うち4店は関西初出店。一角には駄菓子屋(吉田商店)を発見。フードコートに駄菓子屋とは珍しいです。
先日の朝日放送「おはよう朝日です」では、関西初出店の「ビビンバQ」と「生麺工房 パスタ クレッソ」 が紹介されました。そこで、ビビンバQの「20種類の野菜と炭焼きカルビの石焼ビビンバ」 (680円)をいただくことにしました。ここのビビンバはお肉が炭火焼きなのが特徴。大変香ばしいお肉です。次回は、クレッソの生パスタもいただいてみたいところです。
3階では、辻製菓技術研究所の研究生が運営するスイーツ店「パティスリーラボツジ」(18時まで営業)も注目です。
【イトーヨーカドー】
さて、最後にイトーヨーカドーの食品売り場へ。たくさん見回っているうちに、22時閉店の10分前になってしまいました。イオンなら23時までやるだろうなとか思いつつ入ると、ここにもフードコートが・・。
「ミスタードーナツ」や「はなまるうどん」など6店が出店しています。ここの注目は、ラーメン・餃子の「満州屋が一番」。かつて梅田にあった「浪花餃子スタジアム」にも出店していたお店です。
食品売り場を少しだけチェック。すると、レトルトカレーの品揃えが大変充実。各地のご当地レトルトカレーがそろっています。
そして、もうひとつチェックしたいのがパン売り場。大型スーパーでは、大手メーカー以外にご当地ブランドのパンがよく置いてあるのですが、こちらでは、「ニシカワパン」、「鳴門屋」など5ブランドもそろっておりました。これはうれしいですね。
【ヴィアあべのウォーク】
最後にイトーヨーカドーを出ると、ヴィアあべのウォークエリアで「くまざわ書店」がまだ開いていたので立ち寄りました。23時まで営業です。
その他、ヴィアあべのウォークエリアでの注目店を挙げると、まずマスコミによく取り上げられている洋食店「グリル マルヨシ」。昔からこの地にあった老舗です。ロールキャベツが名物とのこと。このように、このエリアではこの地にあった名店が数店復活しています。
また、名古屋の名物喫茶チェーン店「コメダ珈琲店」は大阪7店目の出店。以前、本町でいただいてレポートいたしましたが、温かいパンケーキにアイスがのった「シロノワール」がいただけます。
名物 あべのポテト即配便 1,260円 |
1,575円【送料無料】 |
ガツめし(関西版) 680円【送料無料】 |
525円【送料無料】 |
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名古屋名物 コメダ珈琲店の”シロノワール”