
イルミナイト万博は、毎年、大阪府吹田市の万博記念公園の太陽の塔周辺で開催されるイルミネーションイベント。クリスマスとしては、今年で5回目となります。
今年は、太陽の塔をデザインした岡本太郎が生誕100年ということで、岡本太郎の作品からヒントを得て制作した映像等を「ビームペインティング」という最新技術で太陽の塔に照射するとのこと。
これがかなり評判良いようで、例年より多くメディアに取り上げられている様子。これは、かなり期待できそうです。

太陽の塔への映像照射は、これまでにも、第2回(2008年)の「デジタル掛け軸」と第3回(2009年)の光のアートがありましたが、それらはエンドレスで模様が照射されるという形でした。しかし、今回は約8分30秒にまとめ上げられた作品が上映されるという形になります(10分毎に繰り返し上映)。
いざ、観てみますと、岡本太郎の名言から始まり、次第に岡本太郎の作品の世界に引き込まれて行きます。これが音響と相まって大迫力。太陽の塔の形状に合わせて、ずれもなく映し出される映像技術のすごさに感動いたしました。

注目は、万博当時に公開されていた太陽の塔内部の「生命の樹」が透けて見えるかのような部分。万博当時の映像や岡本太郎の「芸術は爆発だ!」の肉声も盛り込まれていました。

▲太陽の塔内部の「生命の樹」を再現したアニメーション。
後半は、「これのどこがクリスマスなの?」という声を覆すべく、しっかりクリスマスモードに転換します。太陽の塔の顔部分がサンタになったり、そりを引くトナカイが塔を上っていったり、メルヘンの世界が繰り広げられました。



それにしても、ビームペインティングの技術のすごさには改めて感心いたします。これは、建物などの凸凹をあらかじめ3Dデータ化しておくことにより、その表面に合わせて映像を映し出すことを実現する技術なのだそうです。ここでは、公園ゲートの屋根に設置された14台のプロジェクターを使い、高さ約65メートルの太陽の塔に照射しています。

▲ゲート上に設置されたプロジェクターから発せられるビーム。
過去2回の塔への照射映像は色が薄く、三脚なしでは写真撮影が難しかったのですが、今回は、手持ち撮影でも十分撮影できる色の濃さでした。

その他、今年も東大路の桜並木が200mに渡ってイルミネート。今年は、LEDが約5万球増え、約12万球にグレードアップしています。また、約5万球のLEDを使った子供達に人気の光の迷路「ツインクルメイズ」が、昨年に続いて登場しています。


▲桜並木を彩るイルミストリート。

▲ツインクルメイズ
さて、特設フードコートには、ご当地B級グルメがたくさん登場。富士宮焼きそばや、加古川のかつめしなど、迷いましたが、津山ホルモンうどん(600円)をいただきました。これがまた本格的。大きなホルモンがごろごろ入っており、うどんにはホルモンのうまみがしっかり染みこんで大変おいしかったです。

▲特設フードコートと、津山ホルモンうどん。
イルミナイト万博へは、大阪モノレール万博記念公園駅を下車。歩道橋を渡ってすぐの自然文化園へ。自然文化園の入園料250円が必要。開催期間は12月25日(日)まで。時間は16時〜21時(※入園は20時半まで)。
【動画】ビームペインティングをフルタイム撮影いたしました・・
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