
前日の同じ時間帯に太陽の位置を確認しようと思えば、一日中曇り。そして、当日は曇り時々晴れの予報(翌日は雨の予報)。見るのは難しいかと思いましたが、早朝から窓に強い陽の光が差し込んできました。
大阪で部分日食が始まるのは6時すぎ。北大阪の自分の部屋から日食対応の下敷きごしに見ると、見事に三日月状態に欠けていました。早速、下敷きごしにデジカメで撮影。これは金環日食も見られるかも知れないと気持ちが高ぶって参りました。

金環日食の時間が近づくと、結構、太陽が高くなってきましたので、外へ出て玄関先で観察。路地にはご近所さんがたくさん集まっておられました。大変和やかムードです。
それから、一旦家に入っていると、ピークの10分程前になって、陽の光の減少により、急に辺りが薄暗くなってきました。陽に当たっているのだけども薄暗いという、雲によるものとは違う独特の雰囲気。
そして、7時29分頃。いよいよ太陽の中に月が収まる金環日食の時間に。北大阪は見られるエリアの北端なので、2分少々しか時間がありません。しかし、この時に限って雲がかぶってしまいました。まさかと思いましたが、すぐに雲が開けて、見事なリングが現れました。

家の中のテレビ(めざましテレビ)からも「見えた」の声。遠方に行かなくても玄関先で見られたというのは大変貴重な経験です。あっと言う間の出来事で、写真は1枚だけ撮ることができました。そして、すぐにリングは途切れはじめました。
その後も、盛り上がるテレビを見つつ、時々玄関先に出て撮影。9時頃には丸い太陽に戻りました。午後には、昨日のように曇り始めましたので、今朝の晴れ間は奇跡のようなものでした。

次に大阪で金環日食が見られるのは、なんと300年後。しかし、来月6月6日には、太陽面を金星が通過するという天体ショー(次は105年後)があるということなので、盛り上がりついでに見ようかと思うところです。
さて、今回使用した日食グッズは、先日ご紹介した「太陽がみえるしたじき」(イカリボシ製、128円)。そして、撮影はキヤノンのコンパクトデジカメ(SX230HS)を使用。最初、オートで撮影しましたが、シャッタースピードが8分の1と遅くなり、ぶれましたので、「手持ち夜景モード」を使いました。
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