
「やよい軒」は、弁当チェーン「ほっともっと」を運営するプレナスが関東から九州で展開する定食屋チェーン。かつては「めしや丼」の店名でしたが、2006年7月から「やよい軒」に変わりました。この店名は、創業者の祖父が明治19年に東京・茅場町で開店した西洋料理店の店名が「弥生軒」であったことに由来するのだそうです。

このやよい軒で、大分名物「とり天とだんご汁の定食」が期間限定発売されたと知り、訪問することにしました。鶏天もだんご汁も、昨年の大分遠征でいただき、大変おいしかった思い出の味です。これらが地元大阪でいただけることはめったにありませんので、ぜひこの機会にいただこうと思いました。
鶏天は、鶏肉に天ぷら衣を付けて揚げた料理。「だんご汁」は、小麦粉を練ってきし麺のように薄く伸ばしたもの(だんご)を味噌仕立ての汁に入れた料理です。ちなみに、このだんごに、きな粉と砂糖をまぶしたものは、「やせうま」というお菓子になります。いずれも大分の歴史ある郷土料理です。
さて、やよい軒の「とり天とだんご汁の定食」は820円。鶏天、だんご汁、ご飯、豆腐の小鉢がセットになっています。

まず、鶏天は、ポン酢とからし、ゆず胡椒が添えてありました。本場でもポン酢や天つゆにつけて食べるのが定番です。からしをつけてもよし、ゆず胡椒を溶かしたポン酢でもよし、いずれもおいしくいただけました。

そして、だんご汁は、だんごと味噌仕立ての出汁がよく合っており、豚汁のような味わい。なかなか本場でいただいたものに近い味を体験することができました。ただ、個人的にさつまいもが入った味噌汁が苦手であり、このさつまいもが入っていた点と、だんごの分量が少なかった点が残念でした。

やよい軒の定食メニューは、うれしいことにご飯がおかわり自由ですので、おかわりしました(セルフ)。
![]() やせうま・だんご汁セット 3,000円 |
![]() だんご汁(5人前) 577円 |
![]() ゆふいん麺工房 だんご汁(2人前) 370円 |
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