
「鉢多羅山若王寺釋迦院」(はったらさん・にゃくおうじ・しゃかいん)は、高野山真言宗の通称「尊鉢厄神」(そんぱちやくじん)と呼ばれる寺院。

仲哀天皇の時代、神功皇后が新羅から三宝物を持ち帰ったものの、我が国にまだ仏教が伝来していなかったため、これをこの地に埋めたとのこと。
奈良時代になり、行基がこれを発掘し、神亀元年(724年)、聖武天皇の勅願により一大伽藍が建立されました。これが若王寺釋迦院の開創と伝えられています。
「鉢多羅山」の山号や旧地名の「尊鉢村」は、三宝の一つ「釈尊の鉄鉢」にちなんで命名されたとのことです。

厄除大祭は、毎年1月18日・19日に行われます。この両日は、厄年の人をはじめ、年間の厄除開運・家内安全を祈願する人々が多数訪れ、夜9時頃までにぎわうということです。
今年、前厄の極もんは同級生の友達と一緒に、厄除けをしていただくべく19日(土)に訪問しました。
ここで厄除大祭が行われていることは、約1年前に阪急バスの乗り場にあった臨時バス運行案内の看板を見て知りました。毎年、豊中〜池田間で臨時バスが運行(10時〜18時)されています。

▲露店がたくさん並んでにぎわう参道と、いただいた広島焼(右下)。
参道には、多くの露店が出ており、祭の雰囲気が盛り上がります。まずここで腹ごしらえしてから、厄除けに行くことに・・。広島焼(400円)をいただきました。ここの露店は全てのお店に価格表示があって明朗会計です。

厄除大祭で、両日午後2時から行われるのが、「採灯大護摩供」(護摩焚き)です。2時前になって境内に入ると、これが行われる場所に、すでに多くの参拝者が集まっており、そこに法要を行う修験行者が列になってやって来たところでした。

▲採灯大護摩供(護摩焚き)の開始を前に、多くの修験行者が入場。
早速、受付にて護摩祈祷を申し込みました。2,000円を支払い、護摩木と護摩札をいただきました。護摩木は、願い事を書いて護摩焚きの火に入れるものです。お寺の方に入れておいてもらうこともできるとのことですが、折角なので自分で入れることにしました。
護摩札は、護摩祈祷を受けたという印のようなもので、持ち帰って、お札のように貼っておくものです。北以外の方角に貼るとのことです。
護摩木に願い事、名前、年齢を書いて、護摩焚きの所へ行くと、列に並ぶように言われました。列の後ろの方から法要を眺めます。

▲列に並んで、法要を見る。

ほら貝の音が聞こえたり、刀を振り下ろしたり、荘厳な雰囲気で行われています。次第に煙が上がり、火が見え始めました。一通り終わると、列が進み出し護摩壇の前へ。火の中に護摩木を入れて手を合わせました。

▲順に護摩壇の向こう側から護摩木を入れる。
このあと、厄除けのお守り(500円)も購入。また、お札をいただくべく、普通祈祷(3,000円)も申し込みました。普通祈祷は、節分から1週間祈祷の後、お札を郵送していただけます。

なお、毎年19日のみ午前11時から、厄神殿にて大般若経600巻を数名の僧侶が転続する「大般若経転読法要」が行われています。

▲如意輪観音

▲修行大師

▲極もんは今年、大吉です。
【地図】尊鉢厄神 釈迦院
住所:大阪府池田市鉢塚3-4-6 阪急宝塚線石橋駅・池田駅から阪急バスで鉢塚または尊鉢で下車、徒歩7分。
阪急石橋駅・池田駅から徒歩20分。
厄除大祭当日は、豊中〜池田間で臨時バスも運行(10時〜18時)。
住所:大阪府池田市鉢塚3-4-6 阪急宝塚線石橋駅・池田駅から阪急バスで鉢塚または尊鉢で下車、徒歩7分。
阪急石橋駅・池田駅から徒歩20分。
厄除大祭当日は、豊中〜池田間で臨時バスも運行(10時〜18時)。
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2014.1.18
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