北大阪を中心に初詣を毎年違う神社へ参っている極もんですが、昨秋に2つの好きな番組、NHK(BSプレミアム)「にっぽん縦断 こころ旅」と、毎日放送「ちちんぷいぷい」の「昔の人は偉かった」のコーナーに相次いで登場したということで、今年は大阪府豊中市の原田神社に訪問することにしました。
「にっぽん縦断 こころ旅」(2014年9月26日放送)では、自転車で旅をする火野正平さんが訪れ、「昔の人は偉かった」(2014年10月16日・30日放送)では、近畿縦断500kmを歩く旅をする河田直也アナウンサーと楠雄二朗(くっすん)さんが訪れました。
▲原田神社と旧能勢街道(右)。
原田神社は、阪急宝塚線岡町駅前にある神社です。神社に面する東側、北側、西側の3方の商店街になっており、それに囲まれたにぎやかな場所にあります。東側の道は旧能勢街道、北側の道は旧伊丹街道にあたり、2つの街道が交差するこの周辺は江戸時代から栄えていたとのことです。
▲神社前にある江戸時代創業の老舗食堂「土手嘉」は一度訪れてみたいお店。
原田神社の創建は、天武天皇の時代(672年〜686年)と伝えられています。中世まで、東は豊嶋郡榎坂村(現・吹田市江坂町)から、西は川辺郡富松村(現・尼崎市富松町)まで、72ヵ村の総氏神として厚い信仰を集めていました。
天正6年(1578年)、荒木村重の兵火により社殿や宝物類を焼失。現在の本殿は、慶安5年(1652年)に再建されたもので、全国的に数少ない五間社流造の形式で造られており、国の重要文化財に指定されています。
▲五間社流造の本殿は、国の重要文化財に指定されている。
▲摂社十二神社本殿は、豊中市の有形文化財に指定されている。
例年10月1日から10月10日に行われる獅子神事祭は、北摂有数の秋祭りとして知られ、豊中市の無形民俗文化財に指定されています。9日の宵宮祭には、各氏地より宮入りしたみこしや氏子達に囲まれ、大松明の炎のもと、華麗な獅子追い神事が行われます。
▲本殿にお参りする人の行列(2日14時30分頃)。
さて、2日の午後、到着した際は、本殿にお参りする人の行列が短かったのですが、撮影をしている間に、行列が長くなってしまいました。そのため、今回も摂末社にお参りして、本殿には改めてお参りすることにしました。
▲神明社の鳥居は、左の柱に「文化十二亥年」と刻まれているが、一部が新しくなっており、左の柱に「阪神大震災により平成七年三月再建」と刻まれている。
小正月の1月15日には、お焚き上げ(とんど)が行われます。例年2日間行われていましたが、環境保全や近隣事情などを考慮し、今年から1月15日のみ行われることになったとのことです。
▲東側、旧能勢街道に面する石鳥居は、貞享五年(1688年)に造られたもので、豊中市の有形文化財に指定されている。設計図なども残っており、多くの記録と共に残るのは珍しいとのこと。
▲右の柱に「貞享五年」、左の柱に「戊辰八月吉日」と刻まれている。
【地図】原田神社
阪急宝塚線岡町駅から徒歩2分。
住所:大阪府豊中市中桜塚1丁目2-18
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阪急宝塚線岡町駅から徒歩2分。
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