▲カテプリ新さっぽろ
ダイエーは、9月1日に北海道・名古屋・九州から撤退。新さっぽろ店をはじめ、北海道の「ダイエー」「グルメシティ」は、イオン北海道(株)・マックスバリュ北海道(株)に運営移管され、屋号も「イオン」「マックスバリュ」に変更となりました。その際、直営百貨店の「カテプリ新さっぽろ」もイオン北海道(株)に移管されました。
当ブログは、今春の札幌遠征取材の際に、ダイエー新さっぽろ店とカテプリ新さっぽろに訪問。前回のダイエー新さっぽろ店に続いて、カテプリ新さっぽろのダイエー時代、最後の姿をリポートいたします。
カテプリは、ダイエーがフランスの百貨店「プランタン」との合弁により、1981年から展開を始めた百貨店「プランタン」が前身。三宮を皮切りに、新さっぽろ、なんば、銀座と店舗を増やしていきましたが、徐々に縮小。
2000年には、「プランタン」の名称使用契約期間の満了に伴い、新さっぽろとなんばの2店舗が「カテプリ」に店名変更となりました。同年に、なんばが閉店してからは、ダイエーの手を離れた「プランタン銀座」を除いては、新さっぽろが唯一の店舗となっていました。
カテプリ新さっぽろは、ダイエー新さっぽろ店と共に、札幌市郊外のJR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅に直結する「新さっぽろアークシティ」(札幌副都心開発公社運営)の「サンピアザショッピングセンター」に出店しています。ダイエー(当初は厚別店)は1977年6月、カテプリ(当初は「プランタン新さっぽろ」)は、1982年6月にオープンしました。
▲新さっぽろアークシティの配置図。
カテプリには、地元大阪の難波にあった時代は訪問したことがなかったので、今回が初訪問となります。
カテプリ新さっぽろの売り場は、地下2階から地上3階まで。食品売り場も含め、全館ほとんどがテナントで占められています。
百貨店といえども、さほど高級な雰囲気ではありませんが、ダイエー専門店街よりかは、ワンランク上といった感じでしょうか。時折、上品な雰囲気のテーマ曲にのせた店内放送が流され、ムードが作られています。
地下2階は、食品売り場。他の百貨店同様に対面販売の"デパ地下"の光景が広がっています。地下1階は、リラクゼーションと生活雑貨のフロア。リフレクソロジーや眼鏡店などが出店しています。
1階は、レディスファッションと雑貨・ペットのフロア、2階は、レディス・メンズファッションとスポーツのフロアとなっています。
3階は、チャイルドファッションとバラエティ雑貨のフロアで、100円ショップの「ダイソー」や、ダイエー店舗でおなじみのゲームコーナー「らんらんらんど」が出店しています。カテプリは、専門店が少ないダイエー新さっぽろ店の専門店街としての機能も併せ持っているようです。
カテプリでは、「カテプリOMCカード」が発行されており、買い物でポイントが貯まります。またダイエー同様に、「OMCカードご優待デー」があり、毎月第2・第4日曜日に5%割引きで買い物ができます。
9月1日、カテプリ新さっぽろの運営は、ダイエーからイオン北海道に移管されました。店名は、「カテプリ新さっぽろ」から「イオン カテプリ新さっぽろ店」と変更となりました。
ただ、カテプリは独立したホームページを開設していますが、特に運営移管や店名変更についての案内は行われていません(チラシも同様)。表向きの名称としては、これまで同様に「カテプリ新さっぽろ」として営業が続けられています。
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