「麺屋はなび」は、名古屋市営地下鉄東山線の高畑駅界隈に本店を置くラーメン店。こちらが今や全国に広まった「台湾まぜそば」の発祥のお店ということで、初めての台湾まぜそばをぜひこちらでいただこうと高畑本店に訪問しました。
「台湾まぜそば」は、旧来からの名古屋名物「台湾ラーメン」をアレンジした汁なしラーメン。「台湾ラーメン」は、台湾人が名古屋で開発した激辛ラーメンで、それに使われているのが、「台湾ミンチ」と呼ばれる唐辛子とニンニクを効かせた醤油味のひき肉です。
今から約10年前、はなびのご主人がこの台湾ミンチを使って、独自の台湾ラーメンを作ろうとして失敗。その際に捨てようとした台湾ミンチをアルバイトがまかないとして麺の上に載せて食べたところ、うまかったということで、台湾まぜそばが開発されることになったのだそうです。
これが大ヒットとなり、連日の行列店に。そして、今では日本各地に台湾まぜそばを提供するお店が出現するようになりました。はなびも続々、店舗を増やし、フランチャイズ店を含めて、20店以上を展開。東京や韓国、マレーシアにも進出しています。
2015年9月には、読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」で台湾まぜそばが大々的に取り上げられ、はなびのご主人も出演しています。名古屋では、「台湾スパゲティー」や「台湾きしめん」など、台湾ミンチを使ったアレンジメニューが続々出現。はなびの系列としても、2014年から台湾カレーの専門店「元祖台湾カレー」を展開しています。
さて、高畑本店に訪問したのは、日曜日の開店時刻、午前11時の3分程前。到着すると、すでに長い行列ができていました。1時間程待って入店。折角長い時間並んだので大盛りを注文しました。「元祖台湾まぜそば」(大)は920円です。
極太麺の上に台湾ミンチと刻んだニラ、ネギ、卵黄、魚粉、おろしニンニクなどが載っています。台湾ミンチは激辛なのですが、生玉子を混ぜることによって、まろやかな味に。魚粉の味も効いて、絶妙なうまさ。行列ができることが理解できる味わいです。
ただ、大盛りは麺が300gということで、問題なく食べられる量だと思っていたのですが、ミンチなどで結構な重量感があり、途中で大変きつくなってきてしまいました。重量感がある上、辛くて濃い味なので、初めての人は注意が必要です。味を転換させるために、昆布酢がテーブルにあり、ここが使い時だったのですが、すっかり忘れてました。
最後に残ったミンチなどに混ぜる少量のご飯「追い飯」がいただけるのですが、きついながらも折角なのでいただきました。台湾ミンチは、もちろんご飯にもよく合います。ここで昆布酢を思い出し、さっぱり味に転換。なんとか完食いたしました。
今度は、系列店で台湾カレーをいただいてみたいと思うところです。
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