「ミッドランドスクエア」は今年3月6日にグランドオープンした大型複合商業施設。元々、この場所にあった豊田ビルと毎日ビルの再開発プロジェクトとして、東和不動産(トヨタグループ)、トヨタ自動車、毎日新聞社の3社が共同で建設しました。「ミッドランドスクエア」の名称は中部地区を意味して命名されました。
建物の構成は、47階建てのオフィス棟(昨年10月に先行オープン)と6階建ての商業棟からなり、オフィス棟の高さはJR名古屋駅のツインビル「JRセントラルタワーズ」よりも、2m高い247mで名古屋で一番高いビルとなりました。また、オフィス棟最上部にある展望施設「スカイプロムナード」は、屋外型展望施設としては日本一の高さを誇ります。
商業施設としては、60店舗の飲食・物販店と7スクリーンのシネマコンプレックス「ミッドランドスクエアシネマ」が入っており、特に名古屋初出店のお店や新業態店を多く誘致したということです。また、一際目立つのは、1階にずらりと並ぶ「ルイ・ヴィトン」、「カルティエ」、「ディオール」などのブランド店です。トヨタのビルとあって、1階と2階にはトヨタ自動車のショールームも入っています。
さて、ここからは恒例のグルメレポートです。極もんがこちらへ到着したのは夕方でした。大阪からローカルなJR関西線を使った長旅でしたので大変お腹が空いていました。そのため、館内の取材はそこそこにして、食事にすることにしました。飲食店街は主に4階の「スタイリッシュなダイニングステージ」と41・42階の「スカイレストラン」です。まずは「スカイレストラン」へ向かうために、オフィス棟へ。商業棟からオフィス棟へは一旦地下通路へ出る必要があって、ちょっと分かりにくかったです。
そのオフィス棟のエレベーターは世界初のシースルーダブルデッキシャトルエレベーターで、人が乗る部分が2階建てになっています。下段が1階に止まって乗降している時は、上段は2階に止まって乗降できるという珍しい構造です。これに乗って「スカイレストラン」のフロアへ到着。
フロアを見て回ると、こちらは京都の料亭「吉兆」や東京のすき焼き・しゃぶしゃぶの「今半」など、かなりの高級店ばかり。とても極もんが入れるお店はありませんでした。そのため、ここは見物だけで下へ降りることにしました。その前にこのフロアでちょっと期待したのは、700円が必要な展望施設へ上がらなくても、少しは景色が見えないかなぁ、と思ったのですが、シースルーエレベーター越しに見えただけで、見事に見えない構造になっていました。もちろん、店内に入れば、景色を楽しみながら食事がいただけるはずです。
ミッドランドスクエア、ホームページのスカイプロムナード案内ページにて、スカイプロムナードから見える夜景をスクロールさせて見ることができます。また、夜景の壁紙をダウンロードできます。 |
次に4階のダイニングステージの店舗を見て回ります。この中で1軒だけ平日だというのに結構な行列ができているお店がありました。それは洋食店の「キッチン雅木」。かなりの人気店のようです。このフロアは先程の高層階よりもリーズナブルなお店が並んでいるのですが、それでも結構、値が張るお店が多いという印象です。館内でもらったパンフによると、イタリアンの「エノテカ ムーロ」は「ディナー2,800円〜」、天ぷらの「宴 ハゲ天」は「ディナーコース4,200円〜」といった具合です。それも、商業棟のコンセプトは「格調と賑わいの融合」。格調高い上質のサービスを提供するお店ばかりが入っているので、必然的にいいお値段になるのでしょう。
そんな中で、「ディナー950円〜」と、一際リーズナブルなお店がありましたので、こちらに入ることにしました。韓国料理の「妻家房」です。(妻家房については明日の記事でレポートいたします。)。
<ローソンも新業態店、ワンランク上のプレミアムコンビニとして出店。>
さて、近年、名古屋駅周辺は高層ビルの建設が続いており、2007年1月には、名古屋鉄道、中部電力、トヨタ自動車などが共同で建設した「名古屋ルーセントタワー」が開業。また、2008年には、モード学園と三井不動産が共同で建設している「モード学園スパイラルタワーズ」が完成する予定です。スパイラルタワーズは名古屋モード学園とコンピュータ総合学園HAL名古屋校の新校舎となるビルですが、商業施設も入ることになっており、ミッドランドスクエアに続いて、注目の的になりそうです。
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