
「えきそば」はJR姫路駅ホームのまねき食品が経営する立ち食いそば屋で食べることができるそばなのですが、他の”駅そば”とどこが違うのか、それは和風だしに中華麺が入っていること。度々テレビで紹介されているので、一度本場のものを食べてみたかったのです。
「えきそば」は天ぷらときつねの2種類で通常は共に330円なのですが、午後2時〜午後5時はタイムセールで250円になります。それに間に合わせるべく急いで姫路へ。電車が5分遅れてヒヤリとしたのですが、何とかセール終了5分前に食べることができました。

いただいたのは「天ぷらえきそば」です。以前には神戸高速鉄道 新開地駅の「高速そば」で「えきそば」を真似たと思われる和風だしに中華麺をそばを食べたことがあって、このミスマッチがそこそこ合うことは分かっていたのですが、本場・姫路の「えきそば」は合うとか合わない以前にだしがとてもおいしくて、これなら何を入れてもおいしいわという感じ。中華麺でも全く違和感なくスッスッと食べることができました。「えきそば」は大人気でこの夕方の時間帯、店内は常時賑わっておりました。

<毎日放送「みかさつかさ」でも紹介。極もんもこれを見ました。>
まねき食品のホームページによると、この「えきそば」の起こりは、終戦後、何もなかった混乱期に統制品であった小麦粉の替わりにこんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売。その後、試行錯誤した結果、現在のかんすい入りの中華麺を使うようになったそうです。「えきそば」と名付けられたのは昭和24(1949)年のことだそうです。ちなみに現在では、本当のそばやうどんもメニューにあります。また、持ち帰り用の「えきそば」が2人前480円で販売されています。

<極もんが入った山陽本線上りホームの「えきそば」店。>
「えきそば」をいただける店舗はJR姫路駅改札内に4ヵ所あります。山陽本線の上り・下り各ホームにある店舗では室内で立ち食い(営業時間:6時〜24時、上りは23時まで)。播但線ホームの店舗では店外で立ち食い。新幹線改札口前の「まねきダイニング」は、おしゃれな店内で席に座っていただくことができます。また、改札外ではJR姫路駅南口とJR加古川駅南口の麺処「木八」でいただくことができます。 まねき食品は駅弁のメーカーでもあり、姫路駅内の各店では駅弁の販売も行われています。


<播但線ホームの店舗(左)と新幹線改札口前の「まねきダイニング」。>
<明日へつづく>
![]() 駅そば(10食入) 2,000円 |
2011.9.20
![]() 姫路名物「えきそば」掲載。
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2011.9.20
2011.9.20
―――2011年9月20日 追記―――
えきそばの新しい記事・・
梅田阪神「えきそば」の”冷やしジャージャーえきそば”
記事と写真が調和した立派なレポートですね。断然臨場感が伝わります。
わたしは「ダイニング」「木八」ともによく利用します。和そばが美味しいですょ。
お邪魔しがてら、他記事を拝見させてもらいます。ありがとうございました。
久しぶりにまっとうなトラバをもらいました。
よくできた記事ですね。脱帽です。食べ物をレポートするのって難しい。自分の力量不足を感じさせられる記事です。ありがとうございました。
臨場感ありますかぁ? 最近憶えた麺を持ち上げる写真が効いたかも・・ 和そばがおいしいお店はやはり本物ですね。
>きすけぐみさん、こちらこそありがとうございます。
よくできてますかぁ? 自分が知り得たこと全部書かないと気が済まないんです。食べ物のレポートは本当に難しいですね。年越しそばも中華麺に和風だしだったとは、驚きです。
レポートを読んでるとものすごく旨そうです。私が食べたのとはきっと出汁が違うんでしょうね。
神戸辺りは学食でも「えきそば」式があるんですね。僕も新開地駅の「高速そば」で食べた時は、合うかどうか答えで出るまで少し間があったのですが、本場・姫路のものは一口で合うと分かりました。