大阪府豊中市内には、4社もの住吉神社があります。北から長興寺住吉神社、若宮住吉神社、服部住吉神社、長島住吉神社と通称で呼び分けられています。
服部住吉神社は、2017年の初詣に訪問してレポート、長興寺住吉神社と長島住吉神社は、昨年の初詣に訪問してレポートいたしました。
今年は、うさぎ年ということで、なでうさぎがあるという若宮住吉神社に訪問することにしました。
▲大きな松の木が若宮参道の目印。
若宮住吉神社は、服部緑地から南へ少々の豊中市若竹町1丁目にある神社。13年前にご紹介した素盞嗚尊神社(江坂神社)から西へ500m程の所にあります。北大阪急行緑地公園駅からは、徒歩約15分です。
創建は、元和元年(1615年)、住吉大社から分霊を迎えまつられました。住吉大社が本宮であるのに対し、こちらは若宮と呼ばれたとのことです。住吉大社が卯年(211年)、卯月、卯日に創建したとのことにちなみ、若宮も卯年(1615年)、卯月、卯日に創建されたとのことです。
▲うさぎの大絵馬が参拝客を迎えてくれます。
住吉大社が卯の創建日の縁でうさぎを神の使いとしているの同様に、若宮もうさぎを神使としています。元文2年に建てられた旧社殿には、うさぎの鬼瓦が付けられていたとのこと。その瓦は現存しており、大切に保管しているということです。
御祭神は、住吉大社と同じ、底筒男神、中筒男神、表筒男神、神功皇后です。
▲一の鳥居には、「皇太子殿下御降誕記念」の文字。現在の上皇様のご生誕を記念して昭和9年に建てられたもの。
元々、この地には、天平年間(1573〜1592)に行基が興した石蓮寺があり、広大な境内を有していたそうです。しかし、平清盛に攻められて廃寺となり、そこに厳島神社が造られました。
それが若宮住吉神社の起源になったということです。当時は、現在の2〜3倍の境内を有していたとのこと。厳島神社は、現在、水分神社と名を変え、摂末社の1つとして残っています。
さて、訪問したのは、2日の午後3時半頃。次々に参拝客が訪れていましたが、拝殿に大きな行列ができるようなことはなく、すぐにお参りができました。
▲親子であると伝承されている2匹ずつ並ぶ狛犬。
本殿に手を合わせた後、その前にある荒魂(活発で能動的な神の力)・奇魂(霊妙な働きで物事を成就に導く神の力)を授かるという「力石」に手をあて、また、和魂(穏和で調和的な神の力)・幸魂(人々を平和で幸福に導く神の力)を授かるという「なでうさぎ」をなでて参りました。
▲和魂・幸魂を授かるという「なでうさぎ」。
▲荒魂・奇魂を授かるという「力石」。
うさぎお守りの頒布がされていましたが、人気を博し、1月4日現在、品切れになっているとのことです。
▲摂末社の水分神社(左)と八幡神社(右)。
▲摂末社の稲荷神社。
▲摂末社の薬祖神社(左)と。
かつて水が湧き出ていた場所をまつる「たぬき塚」(右)。
【地図】若宮住吉神社
住所:大阪府豊中市若竹町1-22-6
北大阪急行 緑地公園駅から徒歩15分。
阪急宝塚線 服部天神駅から徒歩21分。
阪急バス 若北会館停留所から徒歩1分。
住所:大阪府豊中市若竹町1-22-6
北大阪急行 緑地公園駅から徒歩15分。
阪急宝塚線 服部天神駅から徒歩21分。
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