
神津(かみつ)神社は、大阪市淀川区にある神社です。阪急十三駅東口を出て、商店街を抜けてすぐの所にあります(徒歩5分程)。

神津神社の創建は、天正年間(1573〜1592年)と伝えられています。創建当初は「正八幡宮」と称し、小島村にあったことから「小島八幡」と呼ばれていたということです。


▲多くの露店が出てにぎわう元日の境内。
明治22年(1889年)、神崎川と中津川の間にあった西成郡の小島村、堀村、木川村、堀上村、野中村、新在家村、今里村、三津屋村の8つの村が合併すると共に大阪市に編入。神崎川と中津川から一文字ずつとって神津村となりました。
明治44年(1909年)には、それらの村に鎮座していた神社を小島八幡に合祀し、新しい地名から神津神社と名付けられました。合祀された御祭神は、境内にある六所神社にまつられています。

▲合祀された御祭神をまつる六所神社。
宇賀御魂神や菅原道真公など、合祀により多くの祭神をまつる神社となりましたが、現在では、合わせて神津神社大神とし、土地の守護神、厄除けの神、武神(武道や武勇の神)、殖産興業の神(産業を盛んにする神)、学問の神として崇敬されているということです。

▲2つの稲荷があり、本殿隣にあるのは、福永稲荷神社。

▲もうひとつの稲荷は、山之稲荷神社。

▲手水は自動水栓。
さて、訪問したのは、元日午後3時40分頃。境内には多くの露店が出てにぎわっております。そして、本殿にお参りする人の行列が入り口を通り越して、商店街の所まで延びておりました。そのため、今回は摂末社にお参りしました。

▲本殿にお参りする人の行列最後尾(元日午後3時40分頃)。
●十三戎祭
また、えべっさんこと戎祭の日にも訪問しました。例年1月9日から11日までの3日間、商売繁盛を願う「十三戎(とみえびす)祭」が行われています。昭和31年(1956年)に地元商店街などの求めで、今宮戎神社の分霊をまつり、戎祭が行われるようになりました。

▲境内中程にある十三戎神社。
地名の十三は「じゅうそう」と読みますが、十三戎は「富」にかけて十三を「とみ」と読みます。
10日(金)の午後2時10分頃に訪問したところ、境内には、初詣の時と同様に多くの露店が出てにぎわっていましたが、平日とあって初詣の時よりかは空いてる模様です。

境内中程にある戎様をまつる十三戎神社には、行列ができていると思いきや、行列はありませんでした。それより、本殿の方に少し行列ができていました。えべっさんは、戎神社にお参りしなければなりません。

▲隣の十三東公園では、戎祭の催しとして、舞踊やカラオケ大会などが行われている。

▲阪急十三駅東口を出て、この商店街を抜けると神津神社にたどり着く。
【地図】神津神社
住所:大阪市淀川区十三東2-6-39
阪急十三駅から徒歩5分。
住所:大阪市淀川区十三東2-6-39
阪急十三駅から徒歩5分。
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