大阪府摂津市の東海道新幹線鳥飼基地の近く、安威川と大阪モノレールが交差する地点から安威川に沿って遊歩道を歩くと、「新幹線公園」にたどり着きます。鳥飼基地のそばの公園だから「新幹線公園」という訳ではありません。本当に新幹線が展示されている公園なのです。鉄道ファンながら、近頃までこの存在を全く知りませんでした。
▲中央環状線から入るこの遊歩道入り口から、新幹線公園まで400m歩かなければならない。ちなみに極もんは自転車で楽々に行きました。
展示されているのは懐かしい初代0系の先頭車両。毎月第2・4日曜日には車内の公開も行われているので、その日に合わせて行きました。0系なら交通科学博物館でも見物でき、幼少時代はよく行ったものですが、この公園では無料で博物館さながらに運転台まで入ってレバーを動かすことまでできるのです。
久々に座席に座ったり、運転レバーを握ったり、おそらく新幹線に乗った回数より交通科学博物館に行った回数の方が多いので、博物館の方の想い出がよみがえりました。今座ってみると5列座席は大変狭いです。これではひじが横の人に当たってしまうに違いないです。
そして、前に向かって左側の座席から見えるのは貨物列車。隣はJR貨物の大阪貨物ターミナル駅なのです。そのおかげで、この新幹線がまるで駅に止まっているような雰囲気に。貨物ターミナルの向こう隣が新幹線基地で、その向こうに新幹線の営業路線が走っています。近くには大阪モノレールも走っており、鉄道好きの子供にはたまらないスポットです。鳥飼基地の前に車を止めて子供に新幹線を見させている家族も見受けられました。ちなみにここに貨物ターミナルがあるのは、幻となった新幹線貨物列車構想用の敷地があったためだとか。
▲民営化前引退の車両なのになぜかある「祝JR」の文字(左)と懐かしい冷水装置。
摂津市が管理するこの公園、国鉄から昭和59年に引退した車両を借り受けることによって新幹線の展示が実現したそうです。昭和59年当時の時刻表や広告などがそのまま車内に掲示されているのも見ものです。しかし、なぜか?展示開始以後の国鉄民営化を祝う「祝 JR東海 JR西日本 スタート!」の文字が車内にありました。
さて、ここには、おまけに電気機関車のEF15型も展示されており、こちらも公開日には車内に入ることができます。おととい行った午後は小さな子供を連れた家族や鉄道ファンらしき人がちらほら来ているだけで公開日でも混雑することはないようです。ただ、この遊歩道、春は160本近いソメイヨシノが咲き誇る桜の名所になるらしく、その時期は大変賑わうそうです。桜と0系の組み合わせも見てみたいものです。
ところで、新幹線公園の入り口にあった「新幹線基地を名所に!」と書かれた看板。これを見て、何を訴えているのかよく分かりませんでしたが、「新線組」という市民グループは、鳥飼基地を安全に見られる展望台設置など、新幹線を生かした街づくりを目指しているそうです。これには極もんも大賛成です。車の往来が激しく空気が悪い所で新幹線基地を見物しているのが、かわいそうに思えて何か施設があればいいのにと思っていたところです。施設に自販機を置いたり、グッズ販売でもすればJR東海も儲かるのではないでしょうか。いっそ、「新幹線レストラン」にしてみてはいかがでしょう。
▲大阪モノレール(左)と新幹線鳥飼基地。
イザ! 【桜 新名所めぐり】マニア必見 0系のある新幹線公園 摂津市 >>
新幹線公園へは大阪モノレール摂津駅・南摂津駅から徒歩20分。
阪急バス・近鉄バス 鶴野橋停留所(中央環状線鳥飼基地前)より徒歩10分。
車内公開日:毎月第2・第4日曜日
車内公開時間:午前10時〜午後12時 午後2時〜午後4時
尚、この記事はこのブログに時折コメントを下さっているseemoさんのブログ「Seemo Collection」の記事「新幹線公園」の情報を元に取材いたしました。
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―――2008年12月1日 追記―――
西宮の「山陽新幹線記念公園」についての記事を書きました・・
同じ新幹線公園に行ってブログを書いている人はいないかなぁ なんて検索してたらここに辿り着きました
トラックバックさせてもらいますね
どこかでお見かけしたブログかと思ったら、極もん、前回の新幹線公園の記事にトラバさせていただいてました。