▲イオングループに入ることになったコーヨー。
それは単なるテナントの入れ替わりだったと思うのですが、まさかこの約2ヵ月後に両スーパーが同一グループになるとは思いもよらないことでした。「ジャスコ」などを経営するスーパー大手の「イオン」が昨日、「コーヨー」(光洋)を買収すると発表しました。いずれにしても、この江坂の店舗はイオン系になる運命だったのです。
イオンは、コーヨーが強みとする生鮮食品、総菜などのノウハウを取り込みを狙い、コーヨーはイオンの傘下に入ることで、競争が激化している関西地域での生き残りを目指すということです。株式譲渡についてはコーヨー側から話を持ちかけたそうで、12月17日付で譲渡され、子会社化される予定です。
近頃、スーパーの再編が加速しており、極もんお気に入りのスーパーも「カルフール」がイオンに、「ニッショーストア」が阪急百貨店に買収されました。阪急は、スーパー店舗網を100店舗程度まで増やすという話を聞いていたので、次に買収を狙うのは、百貨店系にふさわしい高級感があり、しかも阪急沿線に店舗が多いコーヨーではないかと勝手に想像していたのですが、まさかイオンと手を結ぶとはとても意外な展開です。
イオンからコーヨーへ役員が派遣されるということですが、店名も現経営陣も変わらないということで、見た目の変化としては、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」が導入されることや、イオンのクレジットカードが使えるようになること、看板に「AEON」マークが入るくらいのことではないでしょうか。
ニッショーの場合は、阪急にいじくられて個性が失われ、がっかりしたのですが、コーヨーの場合はカルフールと同様、イメージが温存されそうで安心です。しかも、イオンの資本力を背景に出店ペースを加速し、現在の27店から60店舗体制を目指すということで、今後の展開が楽しみです。
▲イオングループ入りし、イオンマークが付いたカルフール。
それにしても、近頃、我が北大阪地域では、マイカル(サティ・ビブレ)、カルフール、マックスバリュなど、イオン系のスーパーが増えて、どこに行っても「トップバリュ」が売っているお店ばっかりになってきました。ダイエーもイオンとの提携により、独自のプライベートブランド「セービング」を廃止してトップバリュに切り替えていく方針を示しています。消費者としては、もっと選択肢がほしいとも思うのですが、安くて魅力ある商品なら、どこでも買えて便利ですので、今後の展開に期待したいところです。
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本当に阪食グループ入りする話があったんですね。想像が当たってびっくり! そんな報道があったの知りませんでした。今、asahi.com読みました。阪急を嫌がってイオンに行ったのではないかと思っていたら、それも当たりなようで・・ 極もんは業界人では全くありませんよ。
確かにイオンとコーヨーでは客層が異なりますよね。母も言っているのですが、ジャスコといえば安っぽいイメージがあります。そこと一緒になるとコーヨーとしてはイメージ的には不利なような気がするのですけどね。
ニッショーがさらにオアシス化するんですか!? 何がどうなるんでしょう? もう勘弁して下さい。