
まず、大豊神社へ初詣に行った日は「市バス専用一日乗車券カード」を利用。そして、1月16日にはレールブログの取材で開業した地下鉄延伸区間に行ったのですが、その日は「市営地下鉄1dayフリーチケット」を利用しました。本日は、その京都のお得なフリーチケットについてご紹介します。
●市バス専用一日乗車券カード
市バス専用一日乗車券カード(500円)は、均一料金区間内に限り市バスが1日乗り放題になるというもの。京都市バスの均一料金は220円ですので、3度以上乗る場合は、これを使った方がお得です。
北は上賀茂神社、西は西京極、東は一乗寺、南は中書島辺りまで利用できます。利用できるエリアは、京都市交通局サイトの市バス路線図で確認することができます(利用できる停留所は緑色で表示されています。)。
均一区間外へは境界停留所からの運賃を別途支払うことで乗車することができます。
●市営地下鉄1dayフリーチケット
「市営地下鉄1dayフリーチケット」(600円)は、地下鉄全線(烏丸線・東西線)が1日乗り放題になる乗車券です。1区(3kmまで)が210円ですので、最短区間でも3度以上乗る場合はお得です。六地蔵−二条間(340円)など、往復だけで600円を超える区間もありますので、そんな場合は往復だけでも、このフリーチケットを買った方がお得です。
また、このチケットには利用日当日に二条城や京都文化博物館、京都市動物園、京都市美術館、無鄰菴、京都国際マンガミュージアムに優待割引で入場できる特典が付いています。
なお、乗り入れ運転している近鉄京都線、京阪京津線の駅までの利用は、接続駅からの運賃が別途必要です。
他には、市バス全線、地下鉄全線、京都バス(一部系統を除く)が乗り放題になる「京都観光一日乗車券」(1,200円)、「京都観光二日乗車券」(2,000円)や、地下鉄全線と京阪大津線(京津線・石山坂本線)がフリーになる「京都地下鉄・京阪大津線1dayチケット」(1,000円・期間限定)、さらには京都のスルッとKANSAIエリアがフリーになる「スルッとKANSAI京都1dayチケット」(1,700円〜・期間限定)なども発売されています。

●比較・大阪市の一日乗車券
ちなみに大阪市の場合は、地下鉄・バス全線の「共通一日乗車券」が850円で発売されています。京都市の場合は、共通一日乗車券はなく、バス用+地下鉄用で1,100円となるので、地下鉄・バス両方乗る場合は大阪市の方がお得。逆に大阪市は地下鉄のみやバスのみの一日乗車券は発売していません。
また、大阪市では毎月20日のノーマイカーデー(20日が日曜・祝日の場合は21日、20日・21日が日曜・祝日の場合は22日)と毎週金曜日に利用できる「ノーマイカーフリーチケット」(600円・利用範囲は共通一日乗車券と同じ)が発売されており、該当日はこちらを利用する方がお得です。
●比較・神戸市の一日乗車券
神戸市の場合は、共通・地下鉄のみ・バスのみの3種類が揃っています。ただし、「市バス・地下鉄共通1日乗車券」で利用できる市バスは均一料金区間のみ。また、同券の価格は大阪市より営業距離がはるかに少ないにもかかわらず、大阪市より150円高い1,000円です。
「地下鉄1日乗車券」も京都より200円高い800円。「市バス専用1日カード」も京都より100円高い600円(普通区内で有効・2日カードは1,000円)です。また、神戸にも「ノーマイカーデー市バス・地下鉄共通フリーチケット」(利用範囲は共通1日乗車券と同じ)があり、こちらは大阪より100円安い500円です。
京都市交通局 | 大阪市交通局 | 神戸市交通局 | |
バス一日乗車券 | 500円 | なし | 600円 |
地下鉄一日乗車券 | 600円 | なし | 800円 |
共通一日乗車券 | ※ | 850円 | 1,000円 |
ノーマイカーフリーチケット | なし | 600円 | 500円 |
※京都市交通局には共通一日乗車券はありませんが、京都バスも乗ることができる地下鉄・バスの一日乗車券「京都観光一日乗車券」(1,200円)が発売されています。 |
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