「味仙」(みせん)は、昭和37年(1962年)に創業した台湾料理店。今池本店のほか、中部国際空港店、矢場店、名古屋駅店、藤が丘店など、8店のグループ店があります。
▲味仙 今池本店
こちらで、1970年代に誕生した名物が「台湾ラーメン」です。台湾人の店主が台湾の「台仔麺」(たんつーめん)を激辛にアレンジして作ったメニュー。80年代後半に起きた激辛ブームで脚光を浴び、今や名古屋の多くの中華料理店・ラーメン店がメニューに置く名古屋名物となっています。
きしめんやひつまぶしなどと並ぶ「名古屋めし」となった今、名古屋のガイドブックには、必ずと言っていい程紹介されており、またテレビでも幾度と紹介されています。先日には、読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」(5月8日放送)で取り上げられました。
極もんは、過去二回、名古屋遠征でいただきました。一度目は、夏場に今池本店にて。夏にいただくと暑さと辛さ、さらには旅の疲れで、汗と涙と鼻水が出て大変でした。しかし、くせになる辛さ、おいしさで、手が止まりませんでした。
それも、よくいためた大量の唐辛子と豚ミンチが合わさっていて、ただ辛いだけでなく、肉の旨みもたっぷり入っているのです。スープは鶏ガラで、にんにくもたっぷり。麺は、もちもちしていていい食感でした。小さめの器でありながら、麺がぎっしり入っていてボリュームも満点です。
二度目は、大須界隈にある矢場店にて、冬場にいただきましたが、寒い季節は、唐辛子ですごく温まりました。二回とも、店内はたくさんのお客で大変な活気がありました。
▲味仙 矢場店
台湾ラーメンは、630円(今池本店の価格、矢場店は680円)。辛いのが苦手な人は、「アメリカン」と頼むと、辛さ控えめに作ってもらえます。また、「イタリアン」と頼むと、さらに辛くしてもらえます。
さて、すっかり名古屋のご当地ラーメンとなった台湾ラーメンですが、他店によるアレンジも進んでおり、味噌とコーンが入った「札幌台湾ラーメン」なるものや、汁なし麺の「台湾まぜそば」なるものも登場しております。今後の名古屋遠征では、こういったメニューにも挑戦してみたいところです。
1,080円 | 388円 |
1,918円 | 168円 |